Reiko Saitou
昨年6月22日の社員総会におきまして、理事候補の信任投票では、社員の過半数以上の信任を得ることが出来、新理事会がスタートいたしました。この度は理事全員が3年前の新体制以後のメンバーとなりました。現在の様々な困難の中で、至誠会の前進のために立候補して下さった候補者の方々には感謝いたします。
理事の立候補要件の緩和と、立候補年齢の引き下げと理事、監事、社員の立候補年齢の均一化などで若返りも計りました。私は再度代表理事に推薦いただき、今後2年間至誠会の運営と至誠会第二病院の盛り立てに会員のお力を借りて、努力いたします。
昨年4月には東京女子医大の理事長、学長も交代いたしましたので、その後の大学との関係につきまして報告いたします。
2024年3月29日の警視庁による大学や元理事長の自宅への強制捜査、4月に開設されました第三者委員会が8月に報告、そして大学の理事長解任とつづき、昨年秋からは山中寿学長、清水治理事長の下で、至誠会と大学の関係がかなり改善されてまいりました。以前、大学の一部で提案された新たな同窓会は消滅し、その際に大学が行っていた至誠会の名称の商標登録は取り下げられ、集められていた一年生の至誠会準会員の会費も至誠会に渡してもらうことが出来ました。
第三者委員会でも指摘されました、「至誠と愛」推薦入試に際しての寄付金につきましては、旧体制5年間の至誠会への寄付金は希望される方々には返金いたしました。そのため至誠会本部の運営が厳しい状況で、理事、監事の報酬を理事会全員の同意で減額いたしました。
2025年1月の岩本元理事長の逮捕とその後の起訴が世間をにぎわせました。大学では4月には三谷昌平学長への交代がありました。至誠会としましてはその年の3月には女子医大の卒業式にお招きいただけて、卒業生に祝辞を述べ、以前のように成績優秀者の表彰と至誠会賞の授与、卒業生には全員にお祝いの品も直接渡すことが出来ました。4月の入学式には祝辞と共に卒業生の会であります一般社団法人至誠会の説明を新入生に直接に行うことが出来ました。5月には多磨霊園にて彌生先生の墓前祭に卒業生の代表として参加し、言葉を述べさせていただきました。これらのことは前年には全くかなわなかった事柄です。このように当会と大学との関係は元に戻りつつあります。
至誠会といたしましては、東京女子医大が昔のような活気を取りの戻すために何とかお手伝いしたいと思っておりますし、卒業生として誇りに思える大学に戻ることを願ってやみません。
経営の厳しい至誠会第二病院については、少しずつ医師の増員もあり、入院や手術件数も増えてきております。しかし、診療報酬の改定がなければ、なかなか赤字から抜け出せないのは他の医療機関と同様です。
昨年7月にテレビ東京で放映されました「ガイアの夜明け」では至誠会第二病院を長期間取材していただき、医師、看護師などが頑張っている様子をお知らせすることが出来ました。
故障の多い医療機器の更新は医療安全上も必要となり、優先順位を見ながら実施しております。医師その他スタッフのモチベーションも上向きつつあります。
至誠会会員の皆様には、至誠会第二病院への就職または医師の紹介などでぜひご協力願えれば幸いです。患者様のご紹介も歓迎いたします。彌生先生の病院開設の初志を続けるために、お力添えをよろしくお願いいたします。
至誠会は今年100周年を迎えました。 吉岡弥生先生の建学の精神を大切に、長年医療の場で頑張られた先輩や、後に続く若い方たちのためにも至誠会は前進してまいりたいと思っております。
令和6年2月
一般社団法人至誠会は、東京女子医科大学創立者吉岡彌生先生により「社会事業・公衆衛生に関する諸般の施設及び運営をなし、国民福祉の増進を図ること」を目的とし、東京女子医科大学医学部の卒業生を会員とした同窓会組織として、大正15年に公益法人として認可を受けた歴史ある同窓会です。同窓会組織としては珍しく、病院運営(至誠会第二病院)や看護専門学校の運営(至誠会看護専門学校)などをはじめとし、積極的に社会事業を行いながら今日まで発展してまいりました。
この度6月の社員総会において理事選挙が実施され、新理事会がスタートし、ほとんどの理事が新たに選ばれました。100周年を3年後に控え、至誠会組織の発展も目指さねばなりません。従来の良き伝統は守りつつ、時代に即した新しい事項もとりいれ、透明性、公平性を保ってまいりたいと思います。
至誠会は本来の目的でありますすべての卒業生、在校生の親睦と支援、そして至誠会関連施設の健全運営と、そこで働く人々が安心して働き続ける環境整備も重要です。
昨今は病院を取り巻く状況は良いとは言えず、至誠会第二病院を取り巻く状況も厳しさを 増しており、再建に際しては、柔軟な思考を重ね、職員の協力を得ながら地域に必要とされ る病院として復活させたいと思っております。
令和5年6月24日
公益目的事業の継続事業(整備法第119条第2項第1号ハ)として以下の5事業を実施している。
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